空き家の実家を売却する際に、成年後見制度を使いたい。


この記事では、実家売却の際に成年後見制度を使った場合、どういう事に注意する必要があるのか?を検討しました。

成年後見制度とは?



認知症になってしまった人は、自分でいろんな物を処分する際に本当に処分していいのか?の判断ができません(ボケているので)


なので・・・本人の代わりにいろんな物を処分できる人を成年後見人と言います。


この成年後見人は、裁判所が選んだ人がなれます。


成年後見人が、本人の代わりに財産管理(実家の処分や、財産の一部である株の処分など)を行うのです。

成年後見人は、あなたでもなれるの?



結論から言って、なれる可能性はありますが、確実にはなれません。


裁判所に、「自分の親が成年後見制度を利用したいです」と申し立てをします。


その後、あなたを含めて親族の中や、もしくは外部の弁護士先生(親族に適切な人がいない時とか)の中から、成年後見人に適した人を選びます。


選ぶ基準は、親の財産管理を適切に行える人格や素行かどうか?です。


非常に曖昧ですね。


親がボケたから、実家や親の財産を処分しまくって豪遊してしまうダメな子供がいて、色々と社会問題になったことがありました。


なので、ボケた親の財産を守るという目的から、成年後見制度ができたのです。

成年後見人になったからと言って、自由に実家を売れる訳ではない!



いざ、運よくあなたが成年後見人になっても、親の空き家になっている実家を自由に処分できるぜ!となる訳ではありません。



処分する際には、いちいち裁判所の許可が必須なんですね。


その際に「親の利益に本当になるような処分なのか」を裁判所が判定します。



例えば、「利益にならない」と認められなかった例としては・・・・

  • 実家を売って孫の入学資金にする

  • 実家を賃貸に出して、家賃収入を子供達で分配する


  • これら2個の事例とも、ダメなんです(笑)


    要するに、親に利益が直接来ていないからダメ!!って事ですね。


    屁理屈をいうと、子供達が家賃収入を分配→子供達が経済的に潤う→親の施設の介護費用を子供達が出せるように→親がもっと手厚い介護を受けれるようになる。


    こう考えると、親の利益に「間接的に」なっていますが、直接的ではないんですね。